北海道立動物愛護センターには、4頭の猫が出会いを待っています。
(仮名)もみじ(雑種キジトラ 避妊手術済メス 成猫)は、3種ワクチン接種済み、猫エイズウイルス陰性です。
小柄な子で、とにかく人が大好きで、猫舎に入ると一番に鳴いて挨拶してくれます。
ケージの外に出すと、足元でスリスリしながら離れない甘えん坊な女の子です。
保健所移送後の検査で、慢性腎臓病が始まっていることがわかりました。
現在は食欲や元気に問題はありませんが、やや多飲多尿の傾向が見られるため、定期的に動物病院で健康状態をチェックし、具合が悪くなる前に早めに対処する必要があります。
持病についてご理解のうえ、必要なケアを含めてこの子としっかり関わってくださる方をお待ちしています。
(仮名)チャコ(雑種茶トラ 避妊手術済みメス 成猫)は、3種ワクチン接種済み、猫エイズウイルス陰性です。
茶トラ柄には比較的珍しい女の子で、少し怖がりで、撫でられるのは大好きで、鼻先に指を近づけると、ツンとつついて挨拶してくれます。
まだ若い猫なので、怖がらせないようにこの子のペースで接していただければ、ベタ馴れちゃんへの変身も期待できそうです。
(仮名)ココ(雑種キジトラ 去勢手術済みオス 成猫)は、岩見沢保健所に交通事故による骨盤骨折により収容された子です。
幸い内臓等その他に大きな損傷はなく、治療の結果、現在は問題なく歩いたり、ケージの棚に飛び乗ったりしています。
おだやかな性格で、ケガをしていた時も怒ることなく治療させてくれました。
猫エイズウイルス陽性ですが、今のところ健康上大きな問題はありません。
保護の経緯からみて、餌付けされていた野良ちゃんか、外飼いされていた猫だったと思われます。
二度と事故に遭わないよう、完全室内飼いをしていただける方のお迎えをお待ちしています。
(仮名)わさび(雑種キジ白 避妊手術済みメス 成猫)は、小柄で、子猫のような愛らしい顔つきをしています。
昨年10月から3月末までに何度か「てんかん」発作とみられる症状が見られたため、現在1日2回発作止めの薬を飲ませていいますが、4月中は今のところ発作は起きていません。
3種混合ワクチン接種済み、猫エイズウイルス陽性でした。
大変おだやかな性格で、誰が薬を口に入れてもおとなしく飲んでくれます。
比較的静かな子で、ケージから出して運動させていると、いつの間にかすぐそばにいたりします。
現在、軽度の口内炎が見られるため、食べやすいように軟らかいフードを与えています。
現在、外見上、他に大きな健康上の問題は認められませんが、猫エイズウイルスによる免疫機能の低下により、鼻炎や口内炎がノンキャリアの猫より治りにくかったり、再発したりする可能性があります。
ストレスの少ない環境で、家族の一員としてこの子の体調をしっかり観察し、細やかなケアをしてくださる方をお待ちしています。
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北海道立動物愛護センター:011-398-9011
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/awc/inuneko.html