2010年にしっぽの会で亡くなった子たちのメモリアルページです。
この子たちのことは生涯わすれません。
CMS10070 仮 名:タンゴール 引上場所:しっぽハウスより委託 種類・特徴:黒 性 別:メス 猫エイズ(-)猫白血病(-) 2010年11月保護 2010年12月21日死亡 享年推定10歳 |
さまよっていたところを保護されたタンゴールは、 飼い主に捨てられたようでした。 乳腺腫瘍があったので手術しましたが、 脇にも腫瘍があり リンパへの転移も考えられました。 具合の悪いせいか いつも大人しく動きませんでしたが、 亡くなる3~4日前から食欲が落ちてきたので、診察を受けたところ、 ガンが肺に転移した可能性が高いとのことでしたが、 その日のうちに天国に旅立ってしまいました。 一緒に保護したきよみは、残されて寂しそうでした・・・。 幸薄かったタンゴールの冥福を皆様と祈りたいと思います。 |
CMK10042 仮 名:メイ 引上場所:江別保健所 種類・特徴:雑種/サバトラ 性 別:メス 猫エイズ(+)猫白血病(-) 2010年7月保護 2010年12月11日死亡 享年推定6ヵ月 |
感染症検査で猫エイズ感染症キャリアと分かったメイ。 免疫を高める注射を何度か打ってもらい、 回復を願っていましたが、 残念ながら願いは叶うことはありませんでした・・・。 落ちついた優しい子でした。 小さな命は大人になることを許されませんでしたが、 今度生まれてくるときは、元気な身体生まれきて欲しいです。 皆様とメイの冥福を祈りたいと思います。 |
DOS10093 仮 名:キノコ 引上場所:札幌市動物管理センター 種 類:ゴールデンレトリバー 性 別:オス 毛色・毛種:茶/長毛 2010年9月保護 2010年12月1日死亡 享年推定8歳 |
キノコの身体全体には水泡のような膿皮症状があって、 ところどころ膿んで大変痛々しい姿でした。 痒みもかなりあるようで、眠ることもままならないキノコでした。 悪化しないように、せめて現状維持が出来たらと、 投薬治療していましたが、痛みがあって辛くても 穏やかで天使のようなキノコでした。 亡くなる2日前から元気がなく、熱があったので受診、 「ガンが肺に転移している可能性があり、もう永くない・・・」 と告げられました。 翌朝、スタッフが声掛けしたら寝たまましっぽ振っていたキノコ。 リードを見せると、スクッと立ち上がり、外で排泄を済ませ、 ケージに戻りました。それからちょっと経ってから、 起こしていた頭を横にしキノコの意識が遠退いていきました。 ついさっきまで歩いていたのに・・・信じられませんでした。 キノコの最期にスタッフが立ち会うことが出来たこと、 苦しまずに静かに天国に旅立てたことがせめてもの慰めです。 ************************************ 猛暑だった8月、センターに迷子で収容されていたキノコ。 皮膚に出来た数々の腫瘍は、 暑さと湿気がさらに皮膚の状態を悪くしていました。 キノコを見た瞬間、飼い主が捨てたと直感し、 譲渡の可能性もないこの子を病気を理由に、 冷たいガス室で苦しみながら息絶えさせることは出来ない! 大変なのを承知で引き取りしました。 病気だけでも辛いのに、 さらに飼育放棄という虐待の追い打ちをかけた飼い主。 こんなにいい子が、 どうしてこんなに辛い目に合わなければいけないのか・・・。 私たちはたくさんの子に出会い、辛い別れも何度も経験してきました。 キノコの飼い主に対しては、 今まで以上に深い嫌悪と怒りを感じています。 きっとキノコは最期まで、 飼い主が迎えに来てくれるのを待っていたんじゃないか・・・ そんな想いを強くもちました。 <犬の十戒から> 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい。 「見ているのが辛いから」とか「私の居ないところで逝かせてあげて」 なんて言わないで欲しいのです。 貴方が側にいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。 そしてどうか忘れないで下さい。 私が貴方を愛していることを。 皆様とキノコの冥福を祈りたいと思います。 |
CMS10076 仮 名:乙女 引上場所:札幌市動物管理センター 種類・特徴:チンチラ?ミックス 性 別:メス 猫エイズ(-)猫白血病(-) 2010年11月保護 2010年11月22日死亡 享年推定10歳 |
ファニーフェイスで存在感たっぷりの乙女は、 大人しくて穏やかでとてもいい子でした。 異常なくらいガリガリに痩せ、両目は化膿して、 低体温、腹水がたまり黄疸も出ていました。 引き取り時、既に体力も限界だったのか、 センターから引き取りをした翌週に病院で息を引き取りました。 これから健康な身体になって新しい家族が出来たらと 望みを持っていましたが、残念でなりません。 皆様と乙女の冥福をお祈りしたいと思います。 |
COK10046 仮 名:ギン 引上場所:岩見沢保健所 種類・特徴:雑種/黒灰 性 別:オス 猫エイズ(+)猫白血病(-) 2010年7月保護 2010年10月22日死亡 享年推定5ヵ月 |
ギンはキンと兄弟で保健所に収容されていました。 ギンは残念ながら猫エイズ感染症キャリアで、 9月あたりから元気がなく、極度の貧血と黄疸がありました。 入院して治療しましたが、 残念ながら力尽きて天に召されてしまいました。 生を受けてから、たった4ヵ月しか生きれませんでした。 今頃は先に虹の橋を渡ったキンと仲良く遊んでいるでしょうか・・・。 皆様とギンの冥福を祈りたいと思います。 |
DOS10053 仮 名:ペン 引上場所:千歳保健所 種 類:ゴールデンレトリバー 性 別:オス 毛色・毛種:茶・長毛/ 2010年5月保護 2010年10月5日死亡 享年推定10歳 |
保健所に保護された時のペンは、 口元を針金で縛られ、身体は汚れていました。 虐待を受けていたにもかかわらず、 明るくフレンドリーなペンでしたが、 2010年7月下旬より体調が優れず、 立ち上がるのもやっとの状態でした。 点滴治療で一時は元気になりましたが、心臓が悪く貧血もあり、 発作が起きたら危ないと医師から宣告されていました。 亡くなる数日前から食餌も受け付けなくなり、 最期はスタッフに見守られながら静かに息を引き取りました。 天国にはペンをいじめる人間は誰もいないから、 いつでも笑顔でいられることでしょう。 これまで苦労した分、残された命を謳歌して欲しいと思いましたが、 叶わぬ夢となりました。 皆様とペンの冥福を祈りたいと思います。 |
DOS10018 仮 名:ジャンプ 引上場所:小樽市保健所 種 類:ビーグルミックス 性 別:オス 毛色・毛種:白茶黒・短毛 2010年3月保護 2010年9月9日死亡 享年14歳 |
ジャンプは飼い主に放棄され保健所に収容されました。 右睾丸に腫瘍があり、血液検査では極度の貧血と分かりました。 体調が悪くなって半月あまり、 9月9日、ジャンプが虹の橋へと旅立ちました。 童顔の愛くるしい顔で私たちを癒してくれたジャンプ・・・。 ひもじい時期があったのか、 食いしん坊でボラさんのカメラまでかじったジャンプ・・・。 楽しかったこと悲しそうにしていた姿、 いろいろなことが思い出されます。 14歳の大往生でしたが、亡くなってしまい本当に寂しいです。 皆様とジャンプの冥福を祈りたいと思います。 |
DOS10084 仮 名:ダイ 引上場所:滝川保健所 種 類:アメリカンコッカースパニエル 性 別:オス 毛色・毛種:黒/長毛 2010年8月保護 2012年8月23日死亡 享年推定10歳 |
保護して間もないダイでしたが、 8月23日早朝、スタッフが亡くなっているのを発見しました。 あんなに元気だったのにと、 突然の出来事で信じられませんでした。 苦しんだ表情から心臓麻痺だったのでしょうか・・・。 夜中から早朝にかけて発作が起きたのでしょう。 声をかけ手当てしてあげることも出来ず、 本当に可哀相で残念でなりませんでした。 明るく勝気なところもあり、甘えん坊な子でした。 皆様とダイの冥福を祈りたいと思います。 |
COK10045 仮 名:キン 引上場所:岩見沢保健所 種類・特徴:雑種/茶トラ 性 別:オス 猫エイズ(+)猫白血病(-) 2010年7月保護 2010年8月18日死亡 享年推定3ヵ月 |
キンとギンは兄弟で保健所に収容されていました。 キンは残念ながら猫エイズ感染症キャリアで、 小さな命は成長することを許されず、力尽きてしまいました。 余りに短かかった命の灯・・・ キンは、後から天国にやって来たキンと、 健康な身体を神様から貰い、 追いかけっこをして遊んでいるかもしれません・・・。 皆様とキンの冥福を祈りたいと思います。 |
CMS10018 仮 名:うし子 引上場所:札幌市動物管理センター 種類・特徴:雑種/キジトラ 性 別:メス 猫エイズ(-)猫白血病(-) 2010年5月保護 2010年6月26日死亡 享年推定14歳 |
うし子という面白いネーミングは保護された場所が牛舎で、 牛の臭いが染みついていることから付けられました。 センターに収容されていた時から痩せていて、 目もくぼんでいましたが、多飲多尿が続いていました。 また、突然の暑さのせいか、 高齢でもあるので食欲も落ち、病院に連れて行きましたが、 残念ながら病院で息を引き取りました・・・。 これから、幸せになって欲しかったのに・・・残念です。 皆様とうし子の冥福を祈りたいと思います。 |
DMS10013 仮 名:知(とも) 引上場所:江別保健所 種 類:北海道犬 性 別:メス 毛色・毛種:茶・並毛 2010年2月保護 2010年5月29日死亡 享年推定10歳 |
迷子で保健所に収容されていた知。 穏やかで子犬が側に行った時もお母さんのように、 優しい花マルのいい子でした。 当会が保健所から引き取りしたメスの高齢犬は、 乳腺腫瘍や子宮蓄膿症になっている割合が非常に高く、 当会では病気のリスクを避けるために、 高齢犬にも避妊手術を施していますが、 知は避妊手術の麻酔から醒めることなく、亡くなってしまいました。 これまで、多くのメス犬に不妊手術を施してきましたが、 麻酔から醒めなかったのは 知だけでした。 残念で、残念でなりません・・・。 穏やかで優しい癒し犬だった知・・・ 優しかった知のことは、一生忘れることはないでしょう・・・ 皆様と知の冥福を祈りたいと思います。 |
CMS10016 仮 名:モンコ 引上場所:札幌市動物管理センター 種類・特徴:雑種/キジトラ 性 別:メス 猫エイズ(-)猫白血病(-) 2010年5月保護 2010年5月24日死亡 享年推定10歳 |
センターでは譲渡の可能性もなく、処分される運命だったモンコ。 レントゲン撮影で、モンコの尻尾は外科的に切断された形跡があり、 尻尾の骨と肛門がくっていているのが分かりました。 そのため、排便が困難で食欲もなくガリガリの状態でした。 どれくらい生きれるか分からない、弱り切ったモンコでしたが、 最期はスタッフの自宅で数日を過ごし、 家庭の温かさを味わい最期を終えました。 皆様とモンコの冥福を祈りたいと思います。 |
DMK10014 仮 名:みっちゃん 引上場所:由仁保健所 種 類:ミックス犬 性 別:メス 毛色・毛種:茶黒白・並毛 2010年2月保護 2010年3月6日死亡 享年推定2ヵ月 |
かっちゃん、たっちゃん兄妹の後から保護された、 同じく兄妹のいっちゃんとみっちゃん。 厳寒の中、よくぞ生きていた逞しい兄妹でしたが、 いっちゃん共々、食欲も元気もなかったので受診したところ、 2匹ともパルボに感染していることが分かりました。 いっちゃんは元気に回復したのですが、 1.7キロの小さな身体で、保護時から低体温だったみっちゃんに、 それ以上病気と闘う力は残されていませんでした。 ポメラニアンのような、愛くるしい顔立ちの可愛い子でした。 みっちゃん、助けることが出来ずにごめんね・・・。 幼い命が死が無駄にならないように、 これからも真摯に努力していきたいと心からそう思いました。 皆様とみっちゃんの冥福を祈りたいと思います。 |
DOS10007 仮 名:ジェロ 引上場所:札幌市動物管理センター 種 類:ミックス犬 性 別:オス 毛色・毛種:白茶黒・短毛 2010年2月保護 2010年2月11日死亡 享年推定3歳 |
チワワミックスのような顔立ちで、 お茶目で明るく人懐こかったジェロ。 センターから引き取りした時には元気でしたが、 3~4日後から食欲がなくなり注意していましたが、 犬舎でぐったりとうずくまり、あたりは血便で汚れていたので、 ただ事ではないと急いで病院に連れて行きました。 病院ですぐに病理検査をした結果パルボと判明したので、 そのまま入院しましたが、 その日の夕方になって天国に旅立ってしまいました。 いつ、どこで感染したのか・・・残念で可哀想でなりませんでした。 皆様と、ジェロの冥福を祈りたいと思います。 ************************************* パルボは感染すると腸の粘膜がただれて、 嘔吐、下痢、白血球の減少などがみられる感染症です。 発病するとわずか1~2日間で死亡することが多い 恐ろしい病気ですが、 混合ワクチンを接種していれば予防できます。 接種方法は子犬は生後2ヵ月で第1回、 さらに1ヵ月後に第2回を接種して、 以後毎年1回の追加接種を行い免疫力を持続させます。 成犬からの場合も毎年ワクチンを接種します。 感染力も強いので必ず飼い犬に接種しなければなりません。 ジェロもセンターから引き取りしたその足で 病院に行き混合ワクチンを接種しましたが、 ワクチンが定着する前に発病してしまいました。 飼い主がワクチン接種の義務を果たさないばかりに、 譲渡の可能性のある子が新たな幸せを掴む前に、 感染症で命を落としていることが多々あります。 札幌市動物管理センターでは、 2009年秋より子犬が収容された場合、 混合ワクチンを接種するようになりましたが、 成犬は接種されていません。 私たちは接種体力のある全犬に 混合ワクチン接種を望んでいます。 勿論、飼い主に接種義務があることは言うまでもありません。 |
DOS09091 仮 名:家康 引上場所:由仁保健所 種 類:ミニチュアダックス 性 別:オス 2009年10月保護 2010年1月8日死亡 享年推定6歳 |
2009年秋、純血種の小型犬が 当会の周辺で多数放棄される事件がありました。 家康も保護した中の一匹でしたが、 必要なくなった繁殖犬が捨てられたと推測されました。 これから家庭の温かさを味あわせてあげたいと思っていた矢先の 原因不明の突然の死でした。 これから幸せになれると思っていたのに、 悲しくて悔しくてなりませんでした。 皆様と、家康の冥福を祈りたいと思います。 |