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12月26日(土)~28日(月)、札幌市駅前通地下歩行空間北大通交差点広場西で開催の
札幌市共催しっぽの会~人と動物が幸せに暮らせるまち・さっぽろを目指して~
「私たちにできること2015Part.2」が無事に終了いたしました!
年末の慌ただしい時期でしたが、大勢の皆さまがご来場くださいました!
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7月、地下歩行空間で札幌市さまと共催しましたイベントに続く開催で、
札幌市内で地域猫・TNR活動をされている野良猫の保護団体「定ニャンの会」さま、
石狩市で多頭飼育されている大型犬の保護活動をされている「Animaldignity」さまも
ご参加くださり、飼い主のいない猫や多頭飼育に関する問題を知っていただける
大変有意義なイベントとなりました!
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札幌市動物管理センターさまの啓発パネルでは、
犬猫の適正飼育について、札幌市動物管理センターに収容されている犬猫の飼い主募集、
フォトコンテストの募集も行われました。
5月、札幌市は、「札幌市動物愛護管理基本構想」を公表、
今後の札幌市の動物愛護管理行政における基本的な考え方や取り組みの方向性を示されました。
それに伴って、来春には、「(仮)札幌市動物愛護及び管理に関する条例」の公布が予定され、
来秋の施行を目指されています。
今、まさに札幌市の動物愛護行政は大きく変わろうとしています。
皆さまに、がんばる札幌市を引き続き応援していただけたら幸いです。
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当会で飼い主さんを募集している会の子プロフィールです。
ネット環境にない方もいらっしゃいますので、イベントから出会いが生まれた子もいます☆
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平成26年度(H26.4.1~H27.3.31)、北海道の行政機関に収容された犬猫取扱数のグラフや
平成25年度に改正された「動物愛護管理法」を分かりやすくまとめたパネルも展示しました。
平成26年度、北海道では犬250匹と猫2,103匹、合わせて2,353匹が行政殺処分されました。
この10年で犬の引取り数は40%減少し、返還譲渡を合わせると生存率は87%となり、
殺処分数は12分の1にまで減少し、飼い主の終生飼養の徹底と迷子を無くせば
殺処分がゼロになる可能性も出てきました。
猫の引取り数は58%減少しましたが、返還数は全道でたったの29匹。
猫の飼い主の意識を高める必要があります。
猫も譲渡がすすみ、約半数が生存できるようになりました。
しかし、犬に比べ避妊・去勢が進んでおらず、繁殖力も強いため、
数年で何倍もの頭数になり、一度に多頭放棄される事例も少なくありません。
殺処分される犬や猫を減らすには、飼い犬・飼い猫に不妊手術を施し、
終生飼養することや迷子にさせないこと。飼い猫は完全室内飼いし、
野良猫には地域猫の考え方が有効です。
札幌市、旭川市、紋別、網走保健所など、
譲渡努力が奏功し犬の殺処分ゼロを達成する自治体も増えているなか、
未だ平日に換算すると1日1匹の犬と9匹の猫、計10匹余りが殺処分され、
猫はまだまだ殺処分ゼロにはほど遠い現状があります。
そのうえ近年は、飼い主の高齢化と十数年前からのペットブームが重なり、
放棄される犬や猫が増え社会問題となっています。
また、行政殺処分ではなく人知れず命を落としている犬猫も忘れてはなりません。
悪質な繁殖業者、ペットショップなどの生体小売業者による
多頭遺棄事件が問題となっています。
業者の元で産まれ、行政機関を通過せず死んでいくペットたちの
悲惨で不幸な生体小売業の販売システムは無くしていくべきです。
「殺処分される犬猫」は「不幸な犬猫」の一部に過ぎず、
「殺処分ゼロ」はもちろんですが、目指すところは「不幸な犬猫ゼロ」ではないでしょうか。
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現在、飼い主さんを募集している犬猫たちの大きな一覧パネルは、
いつも大勢の方がご覧くださいます。
どうぞ実際の犬猫たちにも会いにいらしてください☆
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当会を卒業した犬猫の保護時の様子と飼い主さまの元で幸せに暮らす様子をパネルにしました。
また飼い主さまからいただいたお写真や温かなコメントも添えて展示いたしました。
幸せな笑顔は、私たちの明日への活動の励みとなっています!
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これまでに出会いがあった犬猫たちのパネルでは、
数年前に当会からお迎えくださった犬や猫の飼い主さまが、
当時のお写真を探したり懐かしそうにご覧くださいました。
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大きなモニターでは動画を上映しました。
当会の日々の活動の様子や会の子のプロフィール、
定ニャンの会さまの行き場を失った野良猫たちのリアルな姿に
理不尽さや犬猫の厳しい現状を知っていただけたのではないでしょうか。
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「定ニャンの会」さまの展示パネルです。
定ニャンの会は、平成24年より札幌市南区定山渓エリアを中心に、
野良猫の保護を通じて、新しい飼い主探しやTNR・啓発活動を行っている
ボランティアグループで、当会の「飼い主のいない猫基金」も利用されて、
野良猫に不妊手術を施し、行き場のない不幸な野良猫たち減らすため保護活動に尽力されています。
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野良猫が地域で共生するには、TNRは必須です。
Trap-Neuter-Return Program 頭文字を取ってTNRと略され、
世界の野良猫サイトで共通して出てくる言葉で野良猫問題の推奨される解決方法です。
Trap(トラップ)捕獲器で猫を捕まえて、Neuter(ニューター)不妊手術を施し、
Return又はRelease(リターンまたはリリース)元いた居住場所に戻すことを言います。
一代限りの生を全うし、その地域から飼い主のいない、
行き場のない猫を減少させる解決方法です。
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野良猫の数を今以上増やさないで一代限りの生を全うさせるために
日々、地道な努力をされている定ニャンの会のメンバーの方たち。
地元の方は案外猫好きな方も多く、
6世帯の方がリターンした猫のお世話をしてくださっていますが、
ただ、観光地なので猫への理解は簡単に進まない部分があるようです。
野良猫を排除するのではなく地域で共生できるよう、
それぞれの立場を超えてご理解が進むことを願っています。
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定ニャンの会さまのチャリティグッズの販売コーナーです。
売上げは野良猫の医療費に充てられます。
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一番の人気は野良猫たちを転写したミニクッションです。
オリジナルTシャツ等、一つ一つ丁寧に作られた手作り品が揃っていました。
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この度、石狩市で多頭飼育されている大型犬の保護活動をされている「Animaldignity」さまも
パネル展示にご参加くださいました。
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水は生きていくにはなくてはならないものですが、
犬たちは水道もない場所で飼育されているため、
メンバーの方々はポリタンクで水を運び、保護活動も重労働です。
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Animaldignityさまをご支援くださっている全国の支援者の皆さまから寄せられたグッズの数々。
医療費やフード代などの大切な活動の資金とされています。
メンバーの方に希望を伺ったところ、
安易に動物を飼えないような社会になって欲しいと切実に仰っていました。
運転免許がなければ車の運転は出来ないのと同じように
飼い主免許制なるものができれば不幸な動物も減ることでしょう。
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当会で運動させていただいています「札幌市動物愛護センター建設」のための署名運動も
2月1日の開始から10か月が経過しました。
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「(仮)札幌市動物愛護及び管理に関する条例」の施行も予定されていますので、
条例を適切に運用する意味においても、札幌市に動物愛護センターは必須ではないでしょうか。
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今、札幌市の動物行政は大きく変わろうとしています。
小さなお子さまも、一生懸命署名に協力してくださいました!
動物愛護センターで、子どもたちに「命を教育」が出来るような、
市民や大人から子どもまで人々が交流できるような、
署名運動ではそうした施設の建設を要望しています。
この度、3日間で1,774名のご賛同をいただき、ネット署名も合わせると
12月28日現在で57,514名のご署名となりました!!
来年2~3月に札幌市議会厚生委員会で審議され、採択される可能性もありますので、
引き続き6万名のご署名を目指し尽力しています!
6万名まで2,500名余りのご署名が必要です。
もしご署名されていない方がいらっしゃいましたら、
下記のサイトに主旨や要望内容を記載しておりますので、
どうかご賛同お願いいたします!
http://shippo.or.jp/syomei2015.html
ネット署名はコチラです★
http://goo.gl/lr0y1U
引き続き応援してください!
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2016しっぽの会カレンダー他、当会のオリジナルグッズを販売させていただきました。
カレンダーや新作のトートバックやタオルに人気がありました♪
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I雑貨さまの小物もいつも人気です☆。。。
飼い主さまとペットも使えるボアのマフラーも大好評でした♪
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I雑貨さまのブリザーブドフラワーで作ったプードルの置物。
ブリザーブドフラワーは高価なことが多いですが、お求めやすい価格で販売されていました☆
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動物イラストレーターかきはらひとみさまもグッズの販売でご参加くださいました。
当日、以前から貯めてくださっていたご自身の作品の売上げから、
41,475円のご寄付をご持参くださいました!
また、モーリーさまも「うまい棒募金」で16,223円の募金をお持ちくださいました!
かきはらさま、モーリーさま、いつも本当にありがとうございますm(__)m
当会のチャリティグッズやご参加された皆さまのグッズの売上げ合計は、
3日間で750,660円でした。
うち、I雑貨さま、かきはらさま、定ニャンの会さま、Animaldignityさまの売上げの中から、
合わせて31,627円のご寄付を頂戴いたしました。
地下歩行空間は募金活動は禁止されていますので、募金箱は設置はありませんでしたが、
「保護動物や活動に充ててください。」と募金のお願いをいただき、
皆さまから148,137円お預かりいたしました。
また、足長基金等のご寄付や猫舎建設に113,648円お預かりさせていただき、
寄付の会計処理をさせていただきました。
ご寄付や募金、グッズの益金は、保護動物の医療費や環境を整えるため
大切に責任を持って使わせていただきます。
ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました!
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これからのペットたちとの関わり方や飼い主のいない猫、
多頭飼育問題を知っていただくイベントでしたが、
多くの皆さまに現状をお伝えさせていただき、また多くのご署名のご賛同もいただき、
大変有意義なイベントとなりました!
来年も、私たちにできることを精一杯がんばってまいります。
札幌市さま、関係者の皆さま、ボランティアの皆さま、大変お世話になりました。
いつも助けていただき感謝申しあげます。
今年一年本当にありがとうございました!