咬む対策
犬が何を咬むかによって問題は違ってきます。咬んで良いオモチャなら問題なくても、人や動物、大切にしている取り返しのつかないものを咬んでしまったら・・・ショックは計り知れません。
子犬なら何かを咬みたそうにしていたら咬むオモチャを与え咬んだら褒めてあげます。子犬の手の届くところに咬むオモチャをたくさん用意すると良いでしょう。
出来れば子犬の手の届くところには咬むオモチャ以外のものは置かないようにすると良いのですが、生活していくうえで現実は難しいですよね。
ですが、コンセントや薬や危険を伴うものなどは排除したいですし、丈夫なものに収納するなど工夫は出来ると思います。またホームセンターでは、カバーするようなものも販売されています。
乳歯から永久歯の生え変わりで歯がかゆいような違和感から咬んだり、退屈を持て余していたり、運動不足やストレスから咬むこともありますので、犬の立場になって生活の見直しをしてあげると良いと思います。
咬傷事故
犬が人を咬んでしまった場合や他の動物を咬んでしまった場合には、札幌市では、札幌市民の犬の飼い主、被害者のどちらに対しても、札幌市動物の愛護及び管理に関する条例により札幌市への届出が義務付けられています。
どちらの場合も、事故の再発防止と狂犬病の蔓延防止のために札幌市動物管理センターへご連絡ください。
※狂犬病予防注射を接種していないと万が一の事故の際に、たとえ犬が悪くなくても犬にとっても飼い主にとっても大変不利益な状況になります。
諸外国では狂犬病も発生している国もあり、日本もいつそうなるか分からないですので、狂犬病予防注射は必ず接種してください。
ただし、老犬や病気やアレルギー等、接種により犬の身体に危険が及ぶ場合は動物病院に相談してみると良いでしょう。
事故を起こさないために、加害者、被害者にならないために
◇お散歩時はリードは長くせずに制御できる長さの2m以内のリードを使用しましょう。
伸縮するリードは制御不能になりやすいので避けた方が良いでしょう。
ハーネスを付けダブルリードにすると安心です。
◇咬み癖がある犬は人込みを避け、口輪をすると安心です。
◇犬を驚かせたり不用意に触ったりしないようにしましょう。
食事の時に手を出すのも危険な行為になる場合もあります。
事故が発生しないよう飼い主さんは周囲に気を遣って行動してください。