2024年11月
<足長新顔さん>
11月の新顔は、犬のアロエと猫のリッコ・ダン子猫兄妹です。
アロエは高齢で遺棄されたと思われ、リッコとダンは長沼町の某施設の過酷な現場から引取りした野良猫です。
3頭を健康に配慮して良いご縁がありますよう足長組に加えさせて頂きます。
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アロエ ♂ 推定12~14歳 釧路保健所より引き取り
アロエは2024年10月11日に釧路保健所から引取りした推定12~14歳の男の子です。睾丸腫瘍があり早めに去勢手術を行うことになりましたが、まずは体力をつけることになりました。白内障もありあまり見えてはいないようですが、ぶつかることなく歩き少し反応もありました。保健所では、癲癇発作も起こしているので様子を観察することにしました。高齢でケアもされてこなかった子なので、今後少しでも健康にしてあげたいです。保健所では鶴居村を彷徨っていて保護された子なので、親しみを込めて「鶴じぃ」と呼ばれていたそうです。おそらく遺棄されたと思われますが、よくぞ事故にも遭わずに無事に生きていたことに感謝です。しっぽに来てからはお散歩も楽しめるほどになりました。健康に配慮して良いご縁がありますよう足長組に加えさせていただきます。
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リッコ ♀ 推定6か月 長沼町多頭野良猫案件
リッコは、保護時から食欲がなく体重減少が見られたので、スタッフが連れて帰り強制給餌をしていました。血液検査では腎臓の数値が高く、急性腎不全を起こしているとのこと。その為ステロイドや抗生剤を使って様子を見ていましたが、数値が安定することがなく、酪農大学病院を受診したところ閉塞性腎症で入院しました。腎臓内には石や砂のようなものがあり、検査結果ではキサンチン尿石の成分で猫では稀な病気で今後の治療方法や予防等、検査もしながら様子を見ていきたいと継続入院となりました。同じ年頃の子達は毎日たくさん食べ、走り回り無邪気に過ごしているなかハンデがあるリッコとダンは治療の毎日でした。健康に配慮して良いご縁がありますよう足長組に加えさせて頂きます。
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ダン ♂ 推定6か月 長沼町多頭野良案件
ダンは、保護時から食欲がなく体重減少が見られたので、スタッフが連れて帰り強制給餌をしていました。血液検査では腎臓の数値が高く、急性腎不全を起こしているとのこと。その為ステロイドや抗生剤を使って様子を見ていましたが、数値が安定することがなく、大学病院で検査したところ血液の炎症を示す数値が高く何か炎症があるとのことで急遽入院し手術を行いました。リッコと同じくキサンチン尿石で、両側の尿管に結石のようなものがあるため早急に手術が必要とのことでした。バイパスの管を付けたので、今後は定期的な洗浄が必要になります。同じ年頃の子達は毎日たくさん食べ、走り回り無邪気に過ごしているなかハンデがあるリッコとダンは治療の毎日でした。健康に配慮して良いご縁がありますよう足長組に加えさせていただきます。