2023年7月
<終生預かりボランティアさん募集の犬猫紹介>
2023年7月末時点で預かりボランティアさんを募集しているのは、犬はスモーキー、マーチ、新たにゴン太、ブラッシュの2頭が加わり計4頭、猫はヨモギ、ノエル、ダミアン、秋子、ローズ、サファイアに新たにツミレ、ツクネ、鯉太郎の3頭が加わり9頭になりました。
毎日のケアが欠かせないハンデのある子たちですが、毎日を精一杯生きています。
当会の施設とは違う家庭環境で、家族としてお迎え入れしていただける終生預かりボランティアさんを募集しています。
医療費やフード、その他かかる費用は全てしっぽの会で負担させていただき、当会の担当スタッフが全面的にサポートさせていただきます。ご理解いただけると幸いです。
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マーチ ♀ 2022年2月時点で推定7-9歳 空知総合振興局管内
マーチは、2022年7月に空知管内の多頭飼育現場から引取りした推定8~10歳の女の子です。
引き取り当初からあまり食べてくれず、かかりつけの病院で検査をしたところ重度の貧血で、輸血や投薬治療を行いました。
ですが、貧血の数値がすぐに下ってしまうので、大学病院で骨髄検査したところ非再生性免疫介在性貧血ではとの診断でした…。
ケアは必要ですが、終生預かりで温かなご家庭で過ごせると幸いです。 -
スモーキー ♂ 2022年4月時点で推定14-16歳 静内保健所
2020年5月19日に迷子で保健所に収容され、保健所では噛むなど威嚇が激しく、一般譲渡は難しいため当会で引き取りしました。
現在は、あまりベタベタ触られることは苦手そうですが、お散歩が大好きで人が部屋に入るとしっぽを振って喜んでくれます♪
高齢ですので、最後は家族の一員として穏やかに安心して過ごせるよう終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ゴン太 ♂ 2022年4月時点で推定12歳 苫小牧保健所
放棄され保健所に収容されていたゴン太は、ラブラドールレトリバー似の大型犬です。
初対面の人には臆病ですが、明るくおちょこちょいで元気いっぱいな性格です。
ですが、オモチャや食器等に執着し唸ることがあり注意が必要な子です。
血液検査の結果、肝臓の数値が高く、療法食を食べていますが、あまり改善は見られず胆泥症が原因と思われ、低脂肪のゴハンに変更しました。
また段差で転んで横になってしまったり補助が必要になりました。
高齢ですので、最後は家族の一員として穏やかに安心して過ごせるよう終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ブラッシュ ♂ 2022年4月時点で推定11-13歳 石狩保健所
2014年、石狩市厚田区嶺泊で捕獲されたブラッシュ。
厚田区嶺泊では無秩序に繁殖され、行き場の失った命が溢れていました。
これまで厚田区嶺泊で捕獲された犬たちは、人には全く慣れておらず、警戒心がとても強く人や新しい環境に慣れるまでに相当の時間が要していました。
当会での生活も長期になり、性格は随分穏やかになり、臆病さもだいぶ落ち着き、慣れた人に対してはあまり警戒しなくなりました。
高齢ですので、最後は家族の一員として穏やかに安心して過ごせるよう終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ヨモギ ♀ 2022年5月時点で推定4-6歳 しっぽの会引取り預かり
ヨモギは2~3年ほど外で餌付けされていた野良の子で、保護主の依頼で飼い主を探す事になりました。
引き取り後の感染症検査で猫エイズと猫白血病のどちらも陽性の反応が出てしまい、出会いがないまま5年の月日が流れました。
当会では、同じ感染症同士か感染症が陰性の子同士を同室にしたり遊ばせたりしていますが、猫エイズと猫白血病のどちらも陽性の子はヨモギ1頭だけですのでいつも1頭で寂しく過ごしています。
人や猫同士以外には感染しませんので、そんなヨモギを終生預かってくださる終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ダミアン ♂ 2022年5月時点で推定12-14歳 札幌市動物管理センター
ダミアンは、2020年4月、札幌市動物管理センターから引き取りした高齢猫で猫エイズ感染症が陽性でした。
また、引き取り後の健康診断でレントゲンを撮った結果、横隔膜ヘルニアになっていることが分かりました。
キャットタワーから飛び降りた際に左後ろ足を骨折してしまい、骨が丈夫ではないので、高い場所から飛び降りたりしないような生活スタイルにした方がよいとのことで、現在は1段ケージで過ごしています。
性格は大人しく穏やかで人に馴れています。
家庭で過ごさせてくださる終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ノエル ♂ 2022年4月時点で推定12-14歳
2017年10月に釧路市緑ヶ岡で負傷猫として保護されたノエル。
人に全く慣れていないことや身体にシラミや回虫卵がたくさんいたことから長い間、放浪していたと思われ、猫エイズ感染症が陽性でした。
病院での健康診断では両後ろ足の麻痺は椎間板疾患(脊椎炎・脊椎障害)などが考えられるとのことで服薬もしていましたが、今ではすっかり良くなりました!人に心を閉ざして警戒心いっぱいのノエルですが、食欲はとても旺盛で、人が居なくなると物凄い勢いでご飯を食べ始めます。
ノエルも温かなご家庭で過ごせるよう終生預かりボランティアさんを募集しています。
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秋子 ♀ 2022年4月時点で推定13-15歳 岩見沢保健所
三笠市で多頭飼育され放棄された12頭のうちの1頭の秋子。
引取り当初は、元々野良だったと思われ、ケージの隅に隠れシャーシャーと警戒していましたが、徐々に慣れてきました。
高齢になりましたし、当会での暮らしも長くなりましたので、終生預かりで温かなご家庭で過ごせると幸いです。 -
ローズ ♀ 2022年1月時点で推定2-4歳 しっぽの会引取り預かり
空き家にあった家の横のテントで元住人からご飯をもらって暮らしていたローズ。
子育て中に子猫と一緒に栗山町の保護主さんに保護されました。
ローズは、猫エイズと猫白血病のダブルキャリアでしたので、ストレスのない家庭環境で過ごせると幸いです。 -
サファイア ♂ 2022年4月時点で推定8-10歳 滝川保健所
2017年8月2日、滝川市内の迷子猫で滝川保健所に警察経由で収容されたサファイア。
性格はとても人懐こく甘えん坊で、抱っこが大好き!
環境が変わっても、あまりストレスを感じていないのか保健所でもゴロスリの甘えん坊、会に来てからも食欲旺盛で元気いっぱいな可愛らしい子です。
猫エイズ感染症が陽性で年齢も高く、甘えん坊な子なので、たくさん可愛がっていただき余生を過ごせると幸いです。 -
ツミレ ♀ 2022年4月時点で推定8-10歳 倶知安保健所
ツクネと一緒に飼い主放棄されたツミレは、人馴れは全くしていなく、耳カットと避妊手術がされてあったことから家庭猫としてではなく、半野良として生活していたのかもしれません。
徐々に身体を撫でられるようになりましたが、右奥歯の根元から腫瘍ができていることが確認されました。
摘出するには顎ごと切除しなくてはならないため、腫瘍が今以上に大きくならないか等の経過観察をしていましたが、その後自然と無くなりました。
猫エイズ感染症キャリアのツミレですが、1日でも早く心を開いて安心して過ごせる家族が出来ますよう、終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
ツクネ ♀ 2022年4月時点で推定10-12歳 倶知安保健所
ツミレと一緒に飼い主放棄されたツクネは、人馴れは全くしていなく、耳カットと避妊手術がされてあったことから家庭猫としてではなく、半野良として生活していたのかもしれません。
触ろうとすると唸っていましたが、現在は環境にも慣れてのんびり過ごしています。
保護当時、ヨダレが酷く歯肉炎と思われましたが、現在はヨダレが出ることは無く、ドライフードも食べていて元気に過ごしています。
猫エイズ感染症キャリアのツクネですが、高齢にもなりましたし、心を開いて安心して過ごせる家族が出来ますよう終生預かりボランティアさんを募集しています。 -
鯉太郎 ♂ 2022年4月時点で推定2-4歳 網走保健所
2020年4月、清里町羽衣町で保護され、負傷猫で網走保健所に収容されていた鯉太郎。
治療が必要なため、同年5月に引き取りしました。
交通事故によるものか両骨盤が内側に向かってV字に折れており、骨が固まって動かない状態でした。
このまま骨が固まれば、将来、腸が圧迫されて排泄困難の可能性があり、当会で引取り後に札幌市内の有名な整形外科がご専門の動物病院で二度に亘る骨折の修復手術をして頂きました。
大変な手術を乗り越え、術後の経過も良く、走ったり上下運動もでき、普通に生活できるようになりました!
元々野良猫だったのか、引取り時は人にはシャーッと怒り、猫パンチも出ていましたが、入院中に人馴れも進みました。
猫エイズ感染症キャリアの鯉太郎。
発熱が続いているので解熱剤を飲ませていますが、もしかすると猫エイズが発症した可能性もあります。
温かな家庭での生活がストレスもなく、発症していたとしても寿命を長くすることが出来ますので安心して過ごせる家族が出来ますよう終生預かりボランティアさんを募集しています。
<終生預かりボランティアさんのお宅で暮らしている犬猫たち>
終生預かり対象の犬猫で2023年7月末現在預かりボランティアさんの元で暮らす犬猫3頭をご紹介します。
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ボルタン ♂ 2023年5月時点で推定14-16歳 室蘭保健所
今年2022年3月、ボルタンが終生預かりでボランティアさんのお家に行きました。
ボルタンは、2017年7月に室蘭保健所から引き取りした柴系ミックスのおじいちゃん犬です。
よく寝て相変わらずよく食べ、お散歩もしています
預かりボランティアさんは、いつも温かい目線でボルタンを見てくださっています。 -
シロ ♂ 2023年5月時点で推定12-14歳 しっぽの会引取り預かり
しっぽの猫で一番の古株になってしまったシロは、2014年11月からしっぽで暮らしている推定11~13歳のオス猫です。シロは、人見知りが激しく人に慣れるのも時間がかかりましたが、猫は好きで新しい子が来ると優しく迎え入れてくれていました。ところが、しっぽの生活も長くなり何頭もの猫達を見送り迎え入れ、いろいろな人も出入りするようになると優しいシロがいじめっ子シロに変わってしまいました。他の猫にケンカを売ったりいじめたり・・・皆と一緒に遊べなくなってしまいました。しっぽに来て8年が過ぎシロも高齢となりましたので、終生預り犬猫の対象となり、預りさんを募集したところ早速お声がかかり、お家の子となることができました!人見知りのシロですが、預りさんと面会した時にはすぐに撫でさせてくれて抱っこもできました。きっとシロは自分の家族になる人だとわかっていたんだと思います♬終生預かりボランティアさん、ありがとうございました!シロをよろしくお願いいたします!
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ロク ♂ 2022年12月時点で16歳 しっぽの会引取り預かり
ロクは昨年12月に飼い主さんの都合により当会で引取り預かりすることになった16歳のオスのミックス犬です。引き取りした時は、腎臓の数値やお腹の調子がかなり悪く食欲もありませんでしたが、当会で、皮下点滴や食事を工夫することで、少しずつ元気になってきました。人が大好きでどこを触っても嬉しそうにしているロク。点滴するときも協力的で、準備をしていると伏せて待っているような子でした。元気になるにつれてお散歩も出来るようになり、テラスで遊ぶのも楽しみにしていました。高齢で毎日の点滴や介護、看護が必要ですので、終生預り対象とさせていただいたところ、以前も終生預りをしてくださったボランティアさんがお家に連れて行ってくださいました! ロクは、とても人が大好きなので、1日も早くお家の子になってくれる事を願っていましたので、夢が現実となり本当に嬉しいです!ロクおじいちゃんには、お家でまったりのんびり穏やかに過ごして欲しいです。終生預かりボランティアさん、いつも本当にありがとうございます!ロクをよろしくお願いいたします!