ご譲渡条件

    
         

「みんな幸せになって欲しい。二度と悲しい想いをさせたくない。」しっぽの会では保護した犬猫たちが、新しいご家族と幸せに暮らしていけますよう、譲渡にあたって以下の項目を条件とさせていただいています。


 終生飼養できますか?

 犬も猫も人間と同じように年を取ります。病気になったり、認知症になったり、寝たきりになることもあります。どんなことがあっても、最期まで家族の一員として大切に暮らしていけますか?また、あなたの身に万が一の不測の事態が起きた場合、その子を大切にしてくださる方はいらっしゃいますか?

 家族全員の同意が得られていますか?

 家族に一人でも動物が嫌いな方がいると、十分に世話をして貰えなかったり、家族の中で問題が起きることもあります。犬猫を迎えるにあたって、同居している家族全員の同意を得られていますか?

適切な飼養環境で飼育管理ができますか?

 犬は犬種の特性を考え住みやすい環境が必要です。夏は涼しく冬は暖かくし、犬の立場に立った工夫が必要です。また、高齢になると人間と同じで体温調節も上手く出来ず、免疫力や抵抗力も落ちて来ます。季節に合った環境の他、出来るだけ安心できる静かな居場所を用意してあげてください。特に、高齢だったり、元気がない、病気や怪我の場合など配慮が必要です。

 犬の場合は登録鑑札・迷子札を付けてください。

 猫の場合は完全室内飼いとし、むやみに外・ベランダ等へ出さないでください。また、外へ連れ出す際には、必ず首輪・リード等を装着し、首輪に迷子札をつけ、万が一の迷走に備えて下さい。迷子になったら即日、保健所・警察に連絡してください。以上、
適切な飼養環境で飼育管理できますか?

栄養管理など健康に配慮し、未病に努めることが出来ますか?

 動物たちは人間と共に暮らしていくことで、日々の食餌や健康、安全などが保障されます。しかし、私達が世話を怠ると、途端に彼らは困窮してしまいます。人間に依存して生きている彼らですが、犬や猫も感情のある生き物です。日々の世話をするだけでなく、ふれあいを大切にして、淋しい想いをさせないようにしてください。また、譲り受けた動物のしつけや訓練においては、暴力などの力でおさえることはせず、根気よく愛情をもって接してください。ふれあいを大切にして愛情を注ぐことができますか?

飼い主としてのマナーを守れますか?

 無駄吠え・噛みつき・糞尿の問題など他人に迷惑がかからないように注意し、飼い主としてのマナーを守ってください。
 
公衆に配慮し、動物嫌いな人を増やさないようにできますか?

  動物を飼うことは経済的な負担、関わる時間、労力もかかますが、必要な
  費用やお世話をする時間、人手はありますか?

 様々な統計によると、犬の生涯にかかる費用は中型犬で300万円ともいわれています。犬猫ともに混合ワクチン接種、犬は狂犬病予防注射・フィラリアの予防が必要です。また、病気や怪我をしたら治療費もかかりますし、長毛種は定期的にトリミングする必要があります。健康に配慮した良質なフードも決して安くはありません。また、子どもを育てるように、時間や労力も必要です。家族として動物を迎え入れたからには、贅沢はしなくても必要な費用をかけ、世話をする時間や労力はありますか?  




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