メモリアル

  



2020年度にしっぽの会で亡くなった子たちのメモリアルページです。
この子たちのことは生涯わすれません。




2021年度に虹の橋へ旅立った9頭のしっぽある友



2月



DMS18055
仮 名:鳴海(なるみ)
引上場所:網走保健所
種類・特徴:柴犬
性 別:メス 毛色・毛種:黒・並毛
体重:2019年3月時点で8.2kg
年齢:2019年3月時点で8-10歳
5種ワクチン/健康診断/マイクロチップ
フィラリア(-)/畜犬登録/避妊済
狂犬病予防注射


2022年2月11日死亡 享年10~12
 




2月11日(金)、推定10-12歳のメスの
柴犬の鳴海が、虹の橋へと旅立ちました…

鳴海は2019年2月に捕獲機で保護され、
迷子犬として網走保健所に収容されましたが、
唸る・吠える・威嚇するなどの様子が
見られ一般譲渡不可となり、
殺処分も視野に入ったため当会で
引き取りをしました。

亡くなる当日の朝、
スタッフが犬舎へ行ったところ
部屋の中であごをついた状態で
力なく伏せていて少し眼振も見られ
明らかにおかしい様子だったので
急いで動物病院へ連れて行きました。

病院へ向かっている途中は
顔を少し上げたりする様子も見られましたが、
病院に着いた時には瞳孔が開いており
呼吸はあるものの意識は朦朧としていて
血圧も体温も下がっていました。

病院では身体を温め、点滴を繋ぎ、
血液検査やレントゲンなどの処置を
してもらうため鳴海を動物病院にお願いし
会へ帰りました。

しかし、その日の昼頃に容態は急変し、
「心臓は動いているものの
自発呼吸が止まった」と
動物病院から知らせを受けました。

その後、動物病院では30-40分程
呼吸の補助を施して下さいましたが、
鳴海は意識を取り戻すことなく
虹の橋へ旅立ってしまいました…

きっと元気になってまた戻ってくると
思っていた鳴海に
もう会うことができないと思うと
とても辛く悲しいです。

なるちゃん、今までありがとう。またね。

皆さまとご一緒に鳴海の冥福を
祈りたいと思います。




12月



DOS17004
仮 名:遊助(ゆうすけ)
引上場所:紋別保健所
種類・特徴:和犬ミックス
性 別:オス 体重:14㎏
年齢:2017/5月時点で推定10~12歳
毛色・毛種:黒白・並毛
6種ワクチン/フィラリア(-)/健康診断
去勢済/マイクロチップ/畜犬登録済/狂注済


2021年12月3日死亡 享年14~15
 



12月3日(金)、遊助が虹の橋へと旅立ちました…。

遊助は、2017年5月に紋別保健所より
引き取りをした推定14~15歳のオスで、
当会で保護してから4年半余りの
長い月日を当会で過ごしていました。

保健所から譲渡されるも、
飼い主を咬んでしまい
保健所に再放棄され殺処分対象の運命でした。

遊助は、元々心臓が悪く服薬していましたが、
今年2021年8月、
脾臓に腫瘍がみつかり体調を崩していました。

その後、腫瘍を摘出してからは、
ゴハンをモリモリ食べていたので、
回復してきたかの様に思えました。

しかし、11月くらいから再び体調を崩し、
自力では食べれなくなり、
強制給餌や点滴をしたりしていましたが、
徐々に後ろ足が思うように動かなくなり、
寝たきりになってしまいました。

元々悪かった心臓も限界に来ていて、
呼吸もハァハァと苦しそうになり、
寝たきりになってからは、
スタッフが自宅に連れて帰り
お世話をしていました。

ゆうちゃん、お疲れ様でした…。
よく頑張ったね、ありがとう!

皆さまとご一緒に遊助の冥福を
祈りたいと思います。




CMK20025
仮 名:雪見(ゆきみ)
引上場所:長沼町多頭野良
種類・特徴: 白
性 別:メス
体重:2021年12月時点で kg
年齢:2021年12月時点で推定3ヵ月
猫エイズ(+)/猫白血病(―)
混合ワクチン/去勢済/マイクロチップ
術前血液検査/追加ワクチン


2022年12月12日死亡 享年3か月
 



12月12日、推定3か月の雪見が虹の橋へと
旅立ちました…
雪見は、長沼町内で集団で
餌を貰っていた野良の子猫で、
暖を取る場所もない厳しい環境で
生きていました。
生後3か月くらいになると
体調は安定してくるのですが、
厳しい環境下で生きてきた影響からか、
体重が増えずスタッフが
自宅に連れ帰っていました。
今月初旬は、血液検査で貧血があったので、
予定していた不妊手術も中止し、
食欲がなくなってきていたので、
食欲増進剤も飲ませていました。
亡くなる前日の12月11日、
食欲もなく猫風邪のような症状もあり、
病院を受診したところ猫風邪との診断でした。
点滴、抗生物質、ステロイドの注射もし、
様子を見ることになりましたが、
夕方の強制給餌では食べていたものの、
19時頃には食べれなくなり、
その後も1時間おきにチャレンジするも
雪見は全く食べようとはしませんでした。
そして、呼吸は早いままで、
状況は悪くなるばかりでした。
そのうちに、か細い声で鳴きながら
暴れ回ったりするようになり、
眼振や血尿の症状も出て来て辛そうでした。
夜間病院の時間も過ぎていたので、
どうか朝までがんばってと
声をかけていましたが、
朝方4時頃にとうとう力尽きてしまい、
こんなにあっけなく逝ってしまうのかと
雪見を抱きしめることしかできませんでした。
小さな身体でがんばった雪見…
せっかく保護できた命が未来に繋ぐことが出来ず、
とても悲しく残念です。
皆さまとご一緒に雪見の冥福を
祈りたいと思います。





11月



COK20011
仮 名:令(れい)
引上場所:しっぽの会 引き取り預かり
種類・特徴: シャム
性 別:オス
年齢:2021年11月時点で推定2ヵ月
猫エイズ(ー)/猫白血病(―)
混合ワクチン/去勢済/マイクロチップ
術前血液検査/追加ワクチン

2021年11月2日死亡 享年2か月半
 



2021月11月2日に令(れい)が
虹の橋へと旅立ちました・・・。

令は、8月13日に地元長沼町で産まれた
5兄妹の野良の子で、
2頭と母猫は保護主さんが
飼育されることになりました。

当会で保護した当初は、
生後1ヶ月と小さいうえに母親とも離れたため、
スタッフが自宅に連れて帰り
お世話をしていました。

令は3兄妹の中で一番小さく、
いつも2頭の後を追うような
弟のような存在でした。
兄妹の2頭はスクスク成長し
大きくなりましたが、
令だけは下痢をしたり成長が遅く
体調も崩しがちでした。
病院から処方された薬で
下痢や鼻水は改善されましたが、
脱水が続いていたので点滴も続けていました。

兄妹とじゃれたり、おもちゃで遊んだり、
子猫らしさはあるものの、
取っ組み合いではすぐに倒れ、
高い所も登ることは出来ませんでした。

皮膚の状態も悪いので、
虫を疑い駆虫もしましたが、
食欲もなくなり前足の踏ん張りがきかなくなり、
起き上がる事もできなくなりました。

後ろ足がよろけたり、もつれたりするので、
動画を病院の先生に観ていただき、
前足も立てない事を伝えると、
進行性のもののようだとの事でした。

大学病院で詳しく検査をすることで
予約も入れましたが、
進行が早く更に弱々しくなり入院しました。

一時は食欲は戻りましたが、
手足の麻痺は残ったままでした。

大学病院の診察迄落ち着かない日々でしたが、
一旦退院しスタッフが介護していましたが、
亡くなる前日から辛そうな
呼吸をするようになりました。

亡くなった当日、
夜明け前に令のニャー!と言う
大きな声で飛び起きると、
令は自分のベッドから這い出し、
40cm程移動していました。

ベッドに戻し、
苦しさが少しでも紛れるようにと
撫でたり手を握ったりしました。

小さな呼吸でしたが、
随分と楽になったようでした。

その日も目を離すことが出来ないので、
令と出勤したスタッフですが、
スタッフのデスクのベットの上で
すぅーと静かに息を引き取りました・・・。

令は小さな体で約2ヶ月半の短い命を
精一杯生き抜きました。

どうかこの次に生まれ変わった時には、
健康でありますように・・・
そして今度こそ幸せになりますように・・・。

兄妹の令二と令菜には令の分も
健やかに生きて欲しいです。

令のご冥福を心よりお祈りいたします。





CMK21020
仮 名:キラリ
引上場所:日高振興局
種類・特徴: グレー
性 別:メス
年齢:2021年11月時点で推定10-12歳
猫エイズ(ー)/猫白血病(―)

2021年11月25日死亡 享年10~12 




11月25日(水)、推定10~歳のキラリが
虹の橋へと旅立ちました・・・。

日高振興局から10月29日に保護した時から、
顔面に目を覆いたくなるような
大きな腫瘍があり、
なんとか奇跡がおこってくれたら、、と願い、
大学病院を受診しましたが、
結果はことごとく絶望的でした。

キラリの腫瘍の細胞を採取して調べたところ、
リンパ腫との診断で、
腎臓への転移も疑われました。

抗がん剤や放射線治療に
絶えるだけの体力もありませんでしたので、
体への影響が少ない薬を使って
腫瘍を小さくする治療を行うことになり、
脱水もあり毎日、点滴をしていました。

足長基金サイトにまとめ
最後は穏やかに過ごして欲しいと
スタッフが自宅に連れて帰りましたが、
自分から寄ってきて甘えて来ることは
ありませんでした。

亡くなった日の朝は、
前日の夜はスタスタ歩けてたのに、
朝になったらほとんど歩けなくなってました。

様子もいつもと違い、
刻一刻とお別れが近付いていることを感じ、
スタッフは、スリングで抱っこし
一緒に出勤しましたが、
しっぽに着いて間もなく息を引き取りました…。

キラリがこれまでどんな生活をして、
どんなに辛い思いをしてきたのだろうと
考えると涙が止まりません。

こんな酷くなるまでキラリを放っておいて
あげくのはてに捨てた飼い主が許せません。

もっと早く治療をしてあげていたら、、
様々なことを思い、
考えさせられることがたくさんあった
キラリとの1ヶ月余りの生活でした。

日高振興局さまから引き取り、
大学病院で診察していただいた時点で
余命宣告を受けていたキラリ…

一生懸命食べて、健気に生き抜いたキラリ…

キラリは私たちに1日1日を
大切に生きることを教えてくれました。

キラリが最後は人を信頼し、
温かな気持ちで旅立ったと信じたいです…

これまでの応援ご支援に
心より感謝申し上げます。

皆さまとご一緒にキラリの冥福を
祈りたいと思います…。






10月



COS19015
仮 名:優(まさる)
引上場所:札幌市動物管理センター
種類・特徴: 白黒
性 別:オス 体重:4.7kg
推定年齢:2019年7月時点で推定11-13歳
猫エイズ(+)/猫白血病(-)
5種ワクチン/去勢済/健康診断/マイクロチップ


2021年10月6日死亡 享年13~15
 




10月6日(水)、推定13~15歳の
優(まさる)が虹の橋へと旅立ちました・・・。

優は、脱水気味でしたので、
週に一度点滴をしていましたが、
今年の6月頃から体調を崩し、
ご飯を食べなくなってしまいましたが、
特に吐いたり下痢したり
血尿したりという症状はありませんでした。

また、血液検査でも
食べなくなるほどの数値異常は見受けらず、
一度入院をした後に食欲が
戻ってきたようでしたが、
やはり思うように食べてくれませんでした。

そのため、ステロイドを投薬してみる事になり、ステロイドで食べるようになるなら、
エイズ発症の可能性があるとのこと、
服用後は少しづつ食べてくれるように
なりました。

それでも全然足りないので、
シリンジで強制給餌もしていました。

ですが、強制給餌は、
優にとってかなりのストレスだったようです。

優がいる部屋にスタッフが入ると、
とても恐怖に満ちた顔をするように
なってしまい、
脱水も酷いためこの時期には、
朝と夜の2回点滴もしていました。

強制給餌の時は歯軋りのような音を立てたり、
顎の部分が腫れたりしていたので、
もしかすると、
食欲がないのは歯が原因ではと思い、
抗生剤を投薬したり、
もし歯が痛いのが原因なのであれば、
副作用が強いステロイドではなく、
痛み止めで良いのではないかと、
あの手この手で試行錯誤しました。

そして、優のためには、
何をしてあげるのが一番良いのか考え、
ステロイドと点滴のみとし、
強制給餌はストレスになるので
止める事にしました。

その後は、ちょびちょびとご飯を食べて、
穏やかに眠るような生活になっていました。

ですが、9月後半頃からは、
ステロイドを投薬していても
ほとんど食べない日が続いき、
往診の時にお医者さんから、
うっすらと黄疸が出ていると告げられ、
お迎えがすぐそこに迫っていると
覚悟をしなくてはなりませんでした。

亡くなった日の当日、
優のお部屋に行くとトイレで倒れていました。

ハッとして駆け寄ると
ニャーニャーニャーと大きな声で3回と、
か細い声でニャーと1回鳴きました。

生きていた事に安堵はしましたが、
同時に胸が締め付けられました。

鳴き声はしばらく聞いていなかったので、
このタイミングで鳴いた事と、
どのくらいの時間トイレで倒れて
動けなくなっていたのか、
など色々な思いが駆け巡りました。

この時に大きな声で鳴いた事が、
優と意思疎通のできた最後でした。

既に体は動かせず、瞬きも一切せず、
かろうじで呼吸をしていました。

そして他の猫たちのお世話をして、
ひと段落ついた頃に、
優の呼吸が乱れてきました。

すぐに他のスタッフを呼びに行き、
みんなに囲まれて優は虹の橋を渡りました。

当会に来る前に動物管理センターで
過ごした一年、当会で過ごした2年。

動物とお別れしたことのある方なら
誰しも多かれ少なかれ、
もっと最善があったのではないか、
と思う事があると思いますが、
言葉を喋ってはくれない小さな子たちは、
飼い主がその子の事をたくさん考えて
出した答えが最善だと
自分に言い聞かせて
前を向くしかないと思っています。

そしてしっぽの会で、
最善を尽くす事が出来るのは、
皆さんの支えがあってこそです!!

一頭一頭に合った医療や緩和ケアや食事など、
皆さんが手を差し伸べて
くださっているお陰です。

本当にありがとうございます!!

皆さまと優の冥福を
ご一緒に祈りたいと思います・・・。





9月



DOS15032
仮 名:元気
引上場所:江別保健所
種類・特徴:ミックス
性 別:オス 体重:16.9kg
年齢:2015/3月時点で推定4~6歳
毛色・毛種:黒茶/長毛
6種ワクチン/健康診断/フィラリア検査(-)
去勢済/マイクロチップ/畜犬登録済/狂注済

2021年9月27日死亡 享年10~12
 




9月27日、元気が虹の橋へと旅立ちました・・・

元気は、2015年3月に江別保健所から
引き取りしたオスのミックス犬で、
飼育場所であった飼い主の会社が倒産し
立ち退きも迫られ、多頭飼いされていた
多くの犬たちは殺処分になりました。

元気はその中の運よく救われた1頭でした。

当会で長らく過ごしていましたが、
癌が複数確認され、8月22日、
同じ現場から救済したパンナちゃんの
飼い主さまのボランティアさんが
元気をご自宅に連れて行ってくださいました。

以下、ボランティアさんからのご報告です。

元気が肺癌であることがわかり、
もう全身に転移していて
あと1か月もつかどうかと聞き、
うちで看取る決意をいたしました。

うちのパンちゃんは
元の仲間の元気がすぐにわかったようで、
最初に引き合わせた時から
ずっと穏やかに見守ってくれました。

もう後ろ足も立たず、
ごはんもあまり食べない状態で、
排便のときには痛みがあるのか
大きな声で鳴いていました。

心臓発作を起こしたり、血尿が出たり、
それでも少しずつでも食べていて
くれていましたが、
2週間後ついに食べることを
やめてしまいました。

シリンジで給餌するととても嫌がり
吐いてしまうので、
病院の先生とも相談の上、
強制給餌も投薬もしないことにしました。

元気はもう生きようとすることを
やめたのだと覚悟をし、
その数日後からは点滴もやめました。

明日明後日の命だと思いながらも、
毎朝元気がお水を飲んでくれるとほっとしました。

元気は家での生活が生まれて初めてで、
テレビを見ては驚いたり、
元気のしっぽで遊ぶ猫を不思議そうに
見ていたりしていましたが、
ほどなく慣れたようでした。

毎日朝晩お庭に出していたのですが、
やっぱり外が好きなようで
気持ちよさそうにしていました。

お庭に出している間は
ずっとパンちゃんが近くにいてくれました。

毎日ほとんどの時間を
うつらうつらと眠っていて、
食べなくなってからの方が
体が楽になったように見えました。

咳き込む日がありましたが、
なぜか1日だけで落ちつきました。

毎日どんどん体が軽くなっていきました。

信じられないのですが、
こんな静かな日々が3週間以上続きました。

元気は食べることをやめてから、
22日後に力尽きました。

とても優しい子でした。
何か暖かいものが感じられる子でした。

元気のお世話をしながら、
もしパンちゃんと一緒に元気ももらっていたら、
どんなふうになっていただろうと
何度も想像したりしました。

短い間でしたが、元気の最期の日々を
一緒に過ごすことができて
とてもありがたかったと思っています。

元気には、つらい身体でこんなに
頑張ってくれたこと、とても感謝しています。

応援、ご支援くださった皆さま、
本当にありがとうございました。

元気の最期は、仲間であるパンナちゃん、
優しいボランティアさんの
献身的なお世話と深い愛情に包まれ、
本当に幸せでした。

食べなくなった22日間は、
1日でも長くその幸せを感じていたいという
元気の気持ちの表れだったのではないでしょうか。

皆さまとご一緒に元気 の
冥福を祈りたいと思います・・・。





9月



COS13031
仮 名:パッピ
引上場所:しっぽの会引取り預かり
種類・特徴:白灰 性 別:オス 
推定年齢:2013/8月時点で推定10歳
猫エイズ(-)猫白血病(-)/4種ワクチン/去勢済/マイクロチップ/健康診断

2021年9月5日死亡 享年10~12
 




ハッピが9月5日(日)、
虹の橋へと旅立ちました・・・。
パッピは、2013年8月、
引き取り預かりで当会にやって来た
キジ白のオス猫でした。
嘔吐・血便があり元気食欲もないので、
今年2021年3月初旬に
大学病院を受診したところ
腫瘍は腺癌(大腸がん)であること
が分かりました。
パッピは、飼い主さんの都合で、
飼い主募集出来なかったため、
お声はかけていただいても
譲渡は出来ずずっと当会で暮らしていました。
ですが、せめて最期は家庭での
生活を送らせてあげたいと
そのままスタッフが自宅で
終生預かりすることになりました。
腺癌と診断されてから6ヶ月弱、
パッピがしっぽに来てから
8年になっていました。
もとの飼い主の都合で、
新しい飼い主さんを探すことすら出来ず、
また、他の猫とも仲良くできないので、
大半をケージで過ごしました。
毎日の薬や点滴も嫌がらず頑張りました。
初めはステロイド治療をしていましたが、
だんだん排泄時の痛みが酷くなり、
痛み止め治療に変更すると
排泄時も少し楽になったようでした。
それでも日に日に弱っていき、
自分でご飯を食べることも
止めてしまい強制給餌もしました。
でも、癌は進行していて
ご飯を食べると便が出て、
肛門も腫れて思うように排便できず、
漏れでてしまう便で身体は汚れ、
毎日朝晩身体を洗ったり
拭いたりしていました。
パッピ自身も排便が
ストレスになって毎日辛そうでした。
パッピが食べることを止めたのなら
パッピの意思に従ってあげた方が
良いのかもと思い、強制給餌を止めました。
すると、便が出なくなったパッピは、
穏やかに毎日を過ごす事ができるように
なりました。
毎日点滴は続けましたが、
みるみる痩せていくパッピを見るのは
とても辛かったです。
何か良い方法はないのか、
本当にこれで良いのか、毎日葛藤がありました。
パッピとのお別れが近づいている事も
日々実感していました。
亡くなる前日の夜、
母と手を繋いで満足そうに寝ていました。
朝、小さな痙攣がおきたので、
身体を撫でていると
静かに眠るように息を引き取りました。
とうとう、パッピとの
お別れがきてしまいました。
可愛い可愛いパッピ。
たった半年弱しか一緒にいられませんでしたが、
たくさんの思い出をくれました。
パッピと楽しい日々を過ごせたのも皆様のご協力、ご支援があってこそです。
応援、ご支援くださった皆さま、
本当にありがとうございました<(__)>
皆さまとご一緒に
ハッピの冥福を祈りたいと思います・・・。






7月



COS17005
仮 名:リアル
引上場所:札幌市動物管理センター
種類・特徴: 黒
性 別:オス 体重:kg
推定年齢:2017年5月時点で6~8歳
猫エイズ(+)猫白血病(-)
5種ワクチン/去勢済/マイクロチップ/健康診断

2021年7月28日死亡 享年10~12
 




7月28日(水)、リアルが虹の橋を渡りました…

引き取り当時から人慣れはしていなく、
当会で過ごすうちに警戒心は
解けてきましたが、
変わらず人に慣れることはなく、
診察やケア面が大変な子でした。

多頭で飼育されていたからか猫は大好きで、
いつも同部屋の猫達と
くっついて寛いでいました。

そんなリアルですが、
嘔吐や食欲不振が見受けられたので、
4月下旬に大学病院を受診したところ、
リンパ腫である事が分かり、
獣医さんは何もしなければ
もって1か月だと仰いました。

出来ることは何でもしてあげたいと
思いましたが、リンパ腫の治療は、
抗がん剤を使っても数ヶ月の延命…

果たして抗がん剤の治療は、
リアルにとっての最善になるのだろうかと
スタッフで話し合い
ステロイドでの緩和療法のみで
治療していくことになりました。

治療を始めてからは、ステロイドのお陰で、
ご飯も自力で食べる事ができ、
フリー部屋では、他の猫達と
くっついて寛いでいる日々でしたが、
病気には勝てずそんな日々も
ピリオドを打つことになりました。

持って1か月と言われていた時から
3か月も経過していたリアルの身体は
限界を迎えていたようです。

リアル、嫌な点滴も我慢して良く頑張ったね!

皆さまとご一緒に
リアルの冥福をお祈りしたいと思います…







5月



COS16090
仮 名:八茶(やちゃ)
引上場所:渡島保健所
種類・特徴: 茶トラ
性 別:オス 体重: kg
推定年齢:2017年3月時点で推定11~13歳
猫エイズ(+)猫白血病(-)
4種ワクチン/去勢済/マイクロチップ/健康診断


2021年5月25日死亡 享年15~17




2021年5月25日(火)、八茶(やちゃ)が
預かりボランティアさんに看取られ、
虹の橋へと旅立ちました。

八茶は、2017年3月に渡島保健所から
引き取りした茶トラのオスで、
今年で推定15~17歳の高齢猫でした。

当会で引き取りした当時は、
酷い風邪で慢性鼻炎になっていて、
耳先が凍傷で壊死、FIV(猫エイズ感染症)も
陽性で、これまで過酷な生活を
送ってきたことは明白でした。

性格は、人懐こく穏やかで、
当会でも1位2位を争うほどの
甘えっ子でした。

2019年末から体調不良で入院し、
血糖値をコントロールするため
インスリンの注射を続けていました。

その後、血糖値が安定しても、
元気、食欲がなく、2020年1月からは、
いよいよ食べることも出来なくなって、
点滴で何とか頑張っているような日々でした。

そして、八茶を気にしてくださっていた
ボランティアさんが終生預かりを
申し出てくださり、
2020年2月からボランティアさんのお宅で
穏やかな日々を過ごしていました。

ボランティアさんのお宅では、
食欲がない八茶が少しでも食べられるようにと
いろいろと手をかけてくださり、
甘えん坊の八茶はたくさん甘えて
過ごしていましたので、
猫生で最大の幸福期だったのではと思います。

最期はボランティアさんご家族に見守られ
穏やかに旅だって行きました・・・。

皆さまとご一緒に八茶の冥福を
お祈りしたいと思います…。






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