認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会主催 開催日程:2008年6月1日(日)
ちいさな「命」アニマルチャリティー『わたしたちにできること。』
お礼
2008年6月1日(日) サッポロファクトリールームにおきまして、「しっぽの会」主催の初のイベント「わたしたちにできること。」を開催いたしました。おかげさまで会の予想をはるかに超える、大勢のお客さまがご来場くださいました。
ご来場いただきましたみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。
「しっぽの会」スタッフ一同
事前配布ポスター
事前配布フライヤー
地球には、さまざまな動物や植物の「命」が存在し、この星に生きるわたしたちはその多くの「命」に育まれています。とりわけ、暮らしを共にする犬、ねこ・小動物などはわたしたち人間にとって、古くからたいへん身近な存在です。
しかし、日本では年間35万匹もの犬ねこが行政処分されています(平成18年度調べ)。
あとを絶たない動物虐待や放棄など、毎日毎日、何の罪も無い「命」が奪われています。
そんな中、平成18年(2006年)「動物の愛護及び管理に関する法律」は罰則規定が厳しくなるなど大きく改定されましたが、残念ながら社会に十分浸透しているとはいえません。
動物たちは人間を裏切る事はしません。人は自由に好みの動物を選べても動物たちは飼い主を選ぶ事はできません。どんな人に出会えるかでその子の一生は決まってしまいます。
想像してみてください。虐待やいじめがない世界を。弱いものを慈しみ思いやっている光景を。
ある本にあった言葉です。
【犬たちは私たちにたくさんのことを教えてくれる。誠実さ、勇気、忍耐、無償の愛、献身・・・・・本当に大切なのは外見でなく中身である事、愛すれば愛してもらえること、そして人生には限りがあることだからこそ、今の瞬間を大切に生きることを。】
太陽と緑の恵みをいっぱいに受けて、北海道に『命』が満ちる今日一日、動物達の「輝く瞳」を通じて「あなたができること」や「あなた(飼い主)にしかできないこと」を、ぜひ会場で見つけてください。
「しっぽのある友達」のために。
あいがん動物を守る HOKKAIDO 「しっぽの会」
イベントの目的
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①「しっぽの会」にいる犬ねこを通して、犬ねこを取り巻く現状を知って頂く
・何の罪も無い命が日々消されていく現状に、気づきと疑問を持っていただく。
②動物愛護管理推進10年計画への連動とアプローチ
・動物愛護管理推進計画の初年度ということもあり、愛護の気持ちを高め次年度につなげていく。
③優しい社会作りの根幹、子どもへの教育効果
・子どもたちが、人として生まれ持って備わっている生命倫理感や、最近失われつつあると言われる、
思いやりの心などを喚起する。
④実効性のある大人に気づきを促す
・たとえ小さなことでも、何か自分に出来ることを考えて行動する、そのきっかけを作る。
当日のイベント内容
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①「しっぽの会」の保護動物の写真展示・文章展示
■ 「しっぽの会」で保護している犬・ねこの写真展示・・・・40枚
・ボランティアの写真家によるベストショット(今までに保護された犬・ねこの様々な「表情」)
・プロフィール表(各個体情報の他、一頭一頭への愛情あふれるコメント)
・新しい飼い主からの、幸せに暮らす犬ねこの報告(手紙・写真)の数々を、紹介展示
②ビデオプロジェクターによる動画
■ 会で過ごす動物たちの様子(散歩風景など)
③菊地三恵さんのミニ講演(午前1回・午後1回) ***各講演:60分
■ 札幌で「ペットの行動カウンセラー」としてご活躍の菊池三恵氏(著書多数)による講習会
④弦楽四重奏ミニコンサート
■ 市民オーケストラによる弦楽四重奏実演(5曲:20分前後)
⑤チャリティグッズ販売
■ ペットグッズショップ「MOBBY」オリジナルグッズ
■ フラワーショップ「シュエット」のミニブーケ販売
■ イラストレーターかきはらひとみオリジナルイラストポストカード・原画販売
⑥動物の愛護に関するアンケート
■ 動物愛護管理推進10年計画を周知し、次年度に繋げていく
⑦環境省の各種パンフレットの配布
■ マイクロチップの普及、不妊手術の必要性、犬ねこの終生飼養など
⑧無料ドリンク
■ 環境に配慮したリターナブル容器をレンタルし、お客さまに無料サービス
下の看板クリックで、イベントで使用した写真パネルをご覧いただけます。
画像の右側クリックで次画像へ進み、左側クリックで前画像へ戻ります。
このイベントでは、479名の方から『 動物の保護と愛護に関するアンケート 』の、ご回答を頂きました。
このアンケート結果から見えて来た事は、多くの方が動物を巡る今の現状に不満を持っていらしゃいますし、大変心を痛めているということです。
ご回答いただいた方からの、個別のご意見も多く頂戴し、動物の保護と愛護への関心の高さもうかがえました。
しっぽの会も、皆さまのお気持ちを無駄にしないように、ご意見を、次の活動に繋げて行きたいと思います。
アンケート結果は、今月(8月)発行予定の会報にも、同封させて頂きます。
本当に、有難うございました。
ご報告が遅れました事、深くお詫び申し上げます。
クリックでPDFファイルが開きます。 |
アンケートにあります、バーライズプラン、愛護推進員の情報は、こちらからご覧になれます。
会場内の様子
11時の会場前から大勢の皆さま方が行列を作って待っていてくださいました。開扉と同時に多くの方が入場され、思わず嬉し涙と鼻声で「こんにちは~!」のご挨拶をさせて頂きました。
手前は、ご協賛頂きました「シュエット」さんの、様々なお花の美しいミニブーケ。
柱前は、同じくご協賛頂きました「MOBBY」さんの販売コーナー。おしゃれなTシャツやオモチャに人気があったようです。
ご協力ありがとうございました。
会場には、40枚の写真と、14枚余りの写真に添える文章を展示しました。多くの方が写真をご覧になって涙で目を赤くされたり、たたずんでじっくりと文章を読んで下さる方も大勢いらっしゃいました。悲惨な写真は一枚もありませんでしたが、写真の中の犬猫の目が寂しそうと仰る方が多かったようです。
皆、一度は棄てられた犬猫たちです。信じていた人に裏切られて、どんなにか悲しい想いをしていることでしょうか・・・。
写真展示を全体から見たところです。
この日は、ちいさなお子さまからご年配の方、外国の方など様々な方がみえていました。動物を主に撮られているカメラマンの写真は、美しさの奥にある、「命」の尊さを感じるものばかりです。
新しく家族になった犬猫の写真やお便り、しっぽの会をご支援下さっている方々のお便り、ブログのご紹介などをさせて頂きました。
ここは同窓会のような賑わいもあり、大人気のコーナーでした。新しいご家族のもとで幸せに暮している犬猫の写真やお便りを読まれて、こちらでは嬉しい涙を流されている方が大勢いらっしゃいました。
ペットの行動カウンセラーの菊地 三恵先生のミニ講習会では、立見が出るほどの大盛況でした。
この日は「犬と楽しく暮すためのミニセミナー」として、数々のヒントやポイントをお話して下さいました。熱心に耳を傾け、積極的に参加して下さる皆様方の姿がとっても印象的でした。
アンケートコーナーでは、多くの方が真剣にアンケートに取組んで下さり、500枚余りのご回答を頂きました。奥はご協賛頂きました、かきはら ひとみさんの原画コーナーで、ほのぼのとした絵に心癒された方が多くいらっしゃいました。
右は無料ドリンクサービスコーナーで会場にお見えになった皆様方に、一服して頂きました。カップも環境に配慮したリターナブル容器をレンタル致しました。
こちらでは、マイクロチップなどの環境省のリーフレットも配布いたしました。